「陸王」第2話14.0%・池井戸潤原作のドラマが好調

 

定番の安定感 

 

倒産寸前の足袋業者「こはぜ屋」が、

企業再建の為にランニングシューズの開発に挑むと言う流れ。

 

ヒットメーカーの池井戸潤が原作のドラマにしては、

期待していたスペックを満たしていないかもしれないが、

今季のドラマの視聴率では、3位にランキングしている。

 

上位は何かというと、

1位がドクターX ~外科医・大門未知子~

2位が相棒 season16になっている。

 

以前に、海外ドラマみたいにシリーズ化して、

固定ファンを増やしていくべきと、

書いていたが、

 

ドクターXは5期目で、

相棒は16期目になっている。

 

16期目というと、海外ドラマでも長いシリーズ物になっている。

 

若年層のテレビ離れ

 

若年層がどれくらいテレビを見なくなったのか?

も重要かもしれないが、

嗜好の多様化の方が重要な問題のような気もする。

 

昔は同じ番組をみて、同じ番組の話をするというのが、

コミュニケーションツールの一種であったわけだが、

 

嗜好の細分化によって、

他の人と同じドラマを見るということに関しての、

重要性が下がってきている。

 

これによって、

コミュ障が増える傾向があるとは思われるが、

嗜好の方向性がネットへと切り替わっている部分もある。

 

ネットを介しての同じ趣味同士のコミュニティによる

同じ情報の共有という、

これまでようなの直接対面的なコミュニケーションでなく、

間接的なコミュニケーションへと切り替わりつつある。

 

特に、今後のyoutubeネイティブな世代が世の中に出てくる頃になると、

メディアの広告戦略の形態も変化をせざるを得ない状況になってくる。

 

Youtuberはランキングトップになると、

500万人近い登録者を誇っていて、視聴率換算するなら、

MAXで3~4%を個人で持っている計算になる。

 

これがどれ位まで伸びるものなのか不明だが、

安定した再生数で200万再生とかになるなら、

テレビに広告を依頼するより、Youtuberに依頼した方が、

安価に広告効果を狙える事になる。

 

現状では、Youtuberへの広告依頼はスマホのアプリとかでないと、

広告効果は見込めないだろうが、

 

これが10年も先になると、

健康食品から、自己啓発セミナーまで、

ありとあらゆるものが、

Youtuberによって宣伝されるという形式に変更される可能性もある。

 

若者の〇〇離れ?

 

この若者の〇〇離れというのは、

いつの世代でも起きていた、

消費構造や情報伝達媒体の変化に過ぎないわけだが、

 

新聞→ラジオ→テレビ→YoutubeSNS

手紙→電話→メール→SNS

 

ただし、情報伝達媒体の寿命も短命化しているので、

今のYoutubeが10年後も、

アクセスを稼ぎ続ける物かどうかも分からないと言う問題もある。

 

SNSも、ミクシー、facebookツイッター、インスタと変化を続けていき、

いずれは、動画がSNS化するのは目に見えている。

 

その場合にyoutubeSNSツール化するのか、

別のサービスに取って代わられているのかは不明だが、

 

そんな時代に合う、マスメディアという戦略ではなく、

スモールメディア戦略に切り替える必要が出てくるのかも知れない。