黒木メイサに30代の女子高生役を演じさせたドラマ

 

黒木メイサ「オトナ高校」で女子高生役に 

 

珍しい配役のドラマで、

30代以上の男女に、もう一度、学園生活を送らせると言うもの。

 

タイトルの「オトナ高校」と言うのは、

仕事はできるけれども、性経験のない30代以上の男女に、

本当のオトナになるための英才教育を施す学校に通わせる

極秘国家プロジェクトという設定からきている。

 

そして黒木メイサが演じるのは、

キャリアウーマンながら、

いつも2番手に甘んじている都合のいい女であり

「不倫中の処女」という、

詰め込み感が半端ない役どころとなっている。

 

では、このドラマの見どころは、

どこになっているのだろうか?

 

 

 

 

ドラマの面白さ

 

このドラマはコメディなので、

どこに面白さを持ってくるのか?と言う部分が重要になってくるのだが、

突き抜けたバカっぽさを売りにしているのではなく、

 

エリートが恋愛下手で、

仕事と違って上手く行かない様子のギャップを楽しむ作りになっているようだ。

 

エリートゆえのプライドの高さと、

そのプライドのせいで恋愛が上手く行かないという、

心の葛藤も見せ場のようだ。

 

そこで若干気になったのは、

エリートは本当に恋愛下手なのか?という点になる。

 

 

 

エリートの恋愛とコミュニケーション能力

 

仕事において出世するのに必要なスキルは、

実務能力と言うよりは、コミュニケーション能力になっているのは、

どの業界も人間が運営している限り、

そう大差はない。

 

まあ、コミュニケーション能力だけで出世する人間が増えすぎると、

企業の空洞化というか、大企業病みたいな様相をなしてくるが、

 

中小企業であっても、

単に仕事ができるだけでは出世をしていかないのが、

通常になる。

 

つまり、エリートは根回しやら周りの環境を自分の味方にする

能力に長けていないと出世は難しいので、

 

恋愛下手なのか?と言うと、

どうなんだろう?

 

恋愛もコミュニケーションの延長ではあるので、

恋愛に忌避感が無いなら、

通常は恋愛も得意な範疇に属しているような気もする。

 

では、こういったテーマを扱うのに適した、

職業構成はあるのだろうか?

 

 

 

 

恋愛下手な職業

 

このテーマを扱うなら、

当サイトの勝手な判断基準からすると、

数学者とか物理学者を主人公にした方が良かったような、

気がする。

 

彼らの一部には本当に言語より、

数式の方が得意という、ぶっ飛んだ人たちがいるので、

 

そう言った、超絶コミュ障の天才と、

普通の人たちの恋愛コメディという方が、

面白そうな気はする。

 

理系の天才は男というテンプレもあるので、

そこを女にして、

普通のサラリーマンと天才数学者の女性教授との純愛か、

恋愛コメディなら、

見てみたい気もするが、

 

一部の特定層にしか受けないというのも、

間違いないだろう。