矢口真里の再婚と謎の占い師

芸能人といえば、スキャンダルはある程度、

織り込み済みとは言え、女性の不倫騒動は長引く傾向にある。

 

まして、矢口真里と言えば、ベッキーの不倫問題が出てくるまで、

日本の不倫業界の重鎮だった経歴をもつ。

 

ぶっちゃけ、男性芸能人の不倫と比べると、

扱いが違いすぎると思うが、

まあ、それは今回メインで扱うつもりはない。

 

芸能人にしろ一般人にしろ、人生に浮き沈みは付き物で、

沈んでいる時に、占い師や宗教にはまったりする人は結構多い。

 

ではなぜ人生の窮地に、

オカルトや非科学的なものに頼る人が多いのか?

 

冷静に考えれば、運頼みか神頼みになってしまって、

ピンチを脱出するための手助けとしては、

あまり効果的とは言い切れない。

 

これには、最近判明してきている科学的な根拠もあるのだが、

人間の脳は、ストレスを与えられると、

ストレスから脱する事を優先して動いてしまうと言う、

動物的な習性がある。

 

生命の危険が迫れば、理性的な思考を放棄するというか、

理性的に思考してから行動するのではなく、

危険の察知→即回避と言う行動を取るようになっている。

 

ライオンが檻から逃げ出すのを見た。

ここまで来るには後10秒あるだろう、

逃げるのに適しているのは、太陽を背にしてとか、

理性的に考えてれば、生命の危険度は跳ね上がるので、

 

ライオンが檻から逃げ出すのを見た。

即全力で逃げるという判断をするようになっている。

 

当たり前といえば、当たり前の仕組みではある。

 

危険のレベルが低下してくれば、理性的な判断を回復できるのだが、

多少でもストレスがかかっていれば、

それに応じて、

理性的な判断を下す余地が狭くなってしまう。

 

逆説的に言えば、相手にストレスをかけつづければ、

相手の行動をある程度、予測しコントロールしやすくなると言う

ろくでもない事ができてしまう。

 

これは巷でよく見られる、ストレス圧迫的な手法による

洗脳の導入の一種なんだけど、

 

効果はかなり強い。

 

この芸能人のスキャンダルやら、人生の沈んでいる時期というのは、

占い師や、宗教の勧誘者が、相手にストレスをかけるまでもなく、

悩んでいる人間の周りの人間や環境が

勝手にストレスをかけまくるので、

 

占いや宗教と言うツールを使って、救いの手を差し伸べれば、

すがりつく人は結構多い。

 

そして、日常生活では過度のストレスをかけられ、

占い師や宗教の集会などで、優しい言葉をかけられる。

 

日常に戻ると過度のストレスをかけられ、

また、占い師や宗教に相談に行くと優しい言葉をかけられる。

 

この状態をループすると、

本人は無自覚でも、洗脳の効果が上がってくる様になっている。

 

この仕組を使ったものが、

反社会的勢力がよく使っていると言われる、

強面役の下っ端と優しい上役という役割分担や、

 

警察の取り調べの圧迫質問役と、同情役という

飴と鞭の役割分担になる。

 

この実用的な洗脳の仕組みの内、

圧迫役を社会が担ってくれるので、

 

占い師や宗教家は、いい人役をずっとやれる訳で、

勝手に、占い師や宗教家に対する、

依存度が上がっていくというシステムが完成する。

 

まあ、ただし、占い師や宗教家が全て悪いのか?

と言うと、警察も悪いのか?と言う話になるので、

そうとも限らない。

 

要は、本人が求めている、心の平安を適切な価格で、

提供するなら、

アロマセラピーやらマッサージとさほど変わらんと言う話になる。

 

今は人生のピンチでなくても、

閉塞的でストレスフルな社会になっているので、

 

適正価格で癒やしを提供できるのなら、

占いや宗教は成長産業にあると言えないこともない。