ナタリー・エモンズって、誰?と言う人の為に

最近メディアの露出が増えてきている。

ナタリー・エモンズとは?

名前だけではピンとこない人が多いかもしれないが、

 

トリバゴ(ホテルの宿泊費の比較サイト)のCMで、

大体の人は一度くらいは、見たことがあると思われる

女優になる。

 

正直、あのCMは、

声優がワザと若干イントネーションのおかしい、

日本語を喋ってる外人をイメージしてアテレコしてると

思ってたんだけど、

 

実際にTV番組などで日本語を喋ってるところを見てみると、

かなり日本語がお上手なようで、おみそれいたしました。

 

 

では、なんでトリバゴのCMは、

胡散臭い外国人風の日本語を喋っているというイメージが強かったのか?

 

CM自体が、CG全開で、作り物感が溢れてるから、

勝手に脳の方で、

 

外国人にアテレコして同時通訳っぽい、

違和感のある日本語を喋っているように見せる

演出だと思いこんでいたのと、

 

トリバゴは海外企業なので、

海外向けに作ったCMを作り直す費用がもったいないから、

 

声優が変なアテレコして違和感を感じているんだと、

思い込んでいた。

 

要は、この違和感の正体は、

日本人がワザと変なイントネーションで喋ってると思い込んでいたから、

生じていたもので、

 

逆に普通の会話をしているところを見ると、

あれ?この人日本語、上手いじゃんという風に、

評価が勝手に上方修正されたという事になる。

 

単に勝手な思い込みで評価を下げて、

また逆に勝手な思い込みで評価を上げるという、

 

何とも自分勝手で適当な、

評価基準を持ってるなと言う事を再確認できたわけだけど、

 

この辺りは、認知的不協和が影響しているんだろう。

人間は情報の隙間が大きいと、その隙間を埋めるストーリーを勝手に作って、

それが本当だと思い込んでしまう特性を持っている。

 

特に芸能情報になると、〇〇疑惑とかがあり、

疑惑の間を埋める都合のいいストーリーをテレビや、

マスメディアで流されると、

それが真実であるかのように錯覚してしまう。

 

まあ、通常はそれで問題ないっちゃ、

問題ないのだけど、

芸能情報に限らず、自分の身の回りに対しても、

同様の価値判断をしてしまって、

 

ひょっとすれば、

自分にとって重要な人や、

自分と一緒に何かを成し遂げる事ができるかも知れない人なども、

 

脳が勝手に作り上げた、

自分にとってはさほど重要な人ではないというフィルターのせいで、

その人の有用性や、意外性に気づけないのかもしれない。

 

明日は、自分にとって、

あまり馴染みがない人と、コミュニケーションを取ってみれば、

意外に、有意義な一日になるかもしれない。