にゃんこスターの面白さは、どこまで持つのか?
キングオブコント2017で、一躍有名になったのは、
優勝した「かまいたち」ではなく、「にゃんこスター」であるのは、
間違いないだろう。
メディアの露出も以前から一定数ある「かまいたち」と違い、
予定もガラ空きであったろうし、
テレビ局としても旬の芸人かつ安いという事で、
使い勝手が良いので、しばらくはお茶の間を賑わす事が多くなるだろう。
そこで問題となってくるのは、この「にゃんこスター」は、
芸能界で生き残れるのか?と言う、
疑問になってくる。
こういった、一発ギャグというか定形ギャグの場合、
拡散されれば、拡散されるほど、
賞味期限が短くなるというデメリットがある。
特にネットが発達した現在だと、すでにYoutubeなどで、
踊ってみたなどのコピーの生産が始まっている。
みんながマネをしてくれて、認知度が上がり流行るのは、
良いことなのだが、
みんながマネをすればするほど、飽きられるという問題がある。
最初は新鮮に見えたものも、
3ヶ月、半年と経てば、やり尽くされて古い物に劣化してしまう。
ジャンルの違う、
流行の歌ですらテレビで何回も流れ、
街中のショッピングモールで流れと繰り返されていく内に、
賞味期限がすり減っていってしまうのに、
まして、単調なギャグであれば、ひねた小学生などが、
あいつらもう飽きたと言い出すのは、時間の問題になってくる。
ただ、ここで注意したいのは、
「にゃんこスター」に関わらず、急にぽっと売れてしまった芸人が、
どんな芸人でも、通常は一旦、落ち目にあっているということだ。
そこから諦めずに必死に足掻いて、復活してきた芸人は強いし、
そこからが、厚みのある芸人として花開く、
本当のブレイクなのだろう。